寿一番星倶楽部について

寿一番星倶楽部とは

寿一番星倶楽部は、平成20年度から6年間にわたって松本市寿台公民館で開講された利き酒講座を母体とする、日本酒文化探求者の集まりです。酒米の田植えや稲刈りを楽しみ、慰労の酒を酌み交わし、出来上がったオリジナル清酒を味わい、日本酒文化を通じて得た感動を発信するなどの活動をしています。
寿一番星倶楽部は、「和醸良酒」という言葉を旗頭に掲げています。「和醸良酒」は「人の和が醸す良い酒」と書きますが、「寿一番星」が醸した人の和、地域の輪。ここに取り組みの原点があるからに他なりません。

活動内容

松本市寿台公民館の利き酒講座は、「日本の伝統と文化を学ぶ」シリーズのひとつとして開講しました。当時の公民館長・吉村幸代(農業倶楽部「千歳屋」主宰・松本市議会議員)は、公民館利用の少ない男性諸氏を世代を問わずに呼び込みたいと願い、日本酒を切り口とした日本文化の学びがあればと純粋に考えたに過ぎませんでした。利き酒師・吉村結城子を講師として、1年目は日本酒の基礎知識を習得、2年目からは全国地酒紀行と銘打って、各県から取り寄せた銘酒を教材として学びました。次第に協力者も増えて、講座には各地の郷土料理も登場するようになりました。

利き酒講座は、地区内を回覧板が回ると、申込み開始から数日で満員御礼の札がかかる人気講座に育ち、やがて常識を覆した画期的な講座と、高く評価されるようになりました。それまで酒は御法度とされていた社会教育施設の公民館業界に、真っ向から切り込んだかたちだったからでしょう。当時喧伝され始めていた「地域づくり」の時流に沿って、意義も深化していきました。そして、酒蔵見学をきっかけに「オリジナルの清酒をつくりたい」という話が出るまでに、さほどの時間は要しませんでした。

清酒「寿一番星」

清酒「寿一番星」は、松本市寿台公民館の利き酒講座(平成20~25年度開講)を母体とする寿一番星倶楽部と、信州安曇野の農業倶楽部「千歳屋」の共同企画として誕生しました。
濵農場(松本市島内)の指導を仰ぎ、農業倶楽部「千歳屋」の水田に植えて無農薬栽培・天日干しした酒米「ひとごこち」を用いた純米原酒。丹精込めて育てた酒米を、老舗蔵元の笹井酒造(松本市島内)が伝統製法にこだわって丁寧に仕込み、理想の食中酒に仕上げました。
「寿一番星」という命名は一般募集によるもので、「町を明るく照らすスターのような存在であって欲しい」という、命名者・奥野征勝氏の願いが込められています。黒色瓶に鮮やかな黄色のラベルが印象的ですが、「寿一番星」という題字は遠藤弥市郎氏が筆を振るい、「千歳屋」の篆刻は瀧川弘輝氏の作によるものです。
清酒「寿一番星」の発売は、2年に1度、偶数年の10月1日(日本酒の日)。数量も取扱店舗も限られておりますので、お早目にご予約ください。縁あって清酒「寿一番星」がお手元に届きました際には、一滴一滴をご賞味いただけたら幸いと存じます。

寿一番星倶楽部 ギャラリー

酒米の田植え

酒米の収穫

酒の仕込みから完成へ

寿一番星倶楽部 掲載記事

MGプレス 平成30年
(2018年)10月5日(金)

市民タイムス 平成26年
(2014年)10月1日(水)

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