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辛いから。旨いから。

 どんなにデジタル化が進もうとも、紙の本が好き。時には雑誌や漫画も、人生に大きな影響を与えてくれます。

 手元にあるのは、2014年発行の雑誌『BRUTUS』。世界の唐辛子やホットレシピが紹介されているほか、特に私が唸ったのは、辛味大好き王国🌶️ブータンの食レポート。ブータンは、インドとチベットに挟まれた南アジアの立憲王政の国で「エマダツィ」という青トウガラシのチーズ煮込みが国民食だそう。お母さんは1週間分の唐辛子の買い出しに市場へ、子どもは2歳から辛味訓練開始!

 日本の大人は、とにかく子どもに辛いものを食べさせないように一生懸命だと感じます。代わりに、シチューやグラタン、アイスクリームと、クリーミーなものを与えたがるような…。かねてから、幼少期からの味覚訓練の必要性を考えていた私には、ブータンの2歳から唐辛子は衝撃的でした。

 辛いから。旨いから!刺激された私はさっそく、唐辛子栽培を始めました。この10年に育てた唐辛子は数多。当時、辛さランキング世界1を誇っていた「ブート・ジョロキア」を収穫した際、調理法を検索してみたところ「ゾウなどの野生動物の侵入を防ぐために、畑の柵などにブート・ジョロキアを吊るします」と。えええ、食用じやない〜😱

 🌶️夏のキッチンは唐辛子でいっぱい🌶️

 ちなみに、唐辛子の辛さは「スコビル」という値で表します。例えば1000スコビルは、砂糖水で1000倍に薄めて辛さゼロになる状態です。

ハラペーニョ8千スコビル
鷹の爪4万スコビル
ハバネロ40万スコビル
ブートジョロキア 100万スコビル
キャロライナリーパー164万スコビル
ドラゴンブレスチリ248万スコビル

 キャロライナリーパーを触った手で目をこすると失明の恐れがあり、ドラゴンブレスチリは麻酔薬の代わりに使われるそうな!

 今夏の猛暑は過酷でしたが、その影響で唐辛子は大豊作!これから、自家製タバスコやハラペーニョピクルス作りが始まります。乞うご期待♬

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